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その28    02・11・24「ヒロとななちゃんの結婚式で」

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写真は結婚式のときのスナップ。右より郁生・あり・寛生・ななこ・輝美と風和・私です



11月16日は私の弟の松村寛生と、小野菜々子さんの結婚式でした。


夏前だったか、「兄貴のところで結婚式やりたいんでよろしく頼む」とヒロから電話があってから僕にとっては心に期するものがありました。僕達きょうだいはいろいろと訳があり、子供時代からずっとひとつ屋根の下で暮らしてきたわけではなく、時々しか顔を合わせないような状況でそれぞれが大人に育ってきました。


兄貴らしいこともほとんどできないままこんな歳になった僕に、ヒロが「兄貴のところで結婚式やりたいんだ」と言ってくれたことがとても嬉しかったのです。


林檎の取り入れ時期真っ最中であるし、息子の風和が肺炎で、式の直前まで入院していたりとなかなか忙しい中ではありましたが、二人にとって、それから参加される皆さんにとっても心温まる結婚式にしたいなあと、準備にも少し関わりました。


それから、ヒロとななちゃんの出会いとはほとんど関係ないのだけど、ななちゃんのご両親の小野さんご夫妻は奇遇にも私の牧場時代に一緒に仕事をさせていただいた方で、僕もいろいろとお世話になってきた方なのです。ここ4年ほどはほとんど顔を合わすこともなかったのですがまさか親戚になるとは、まさかこんな形で小野さん夫妻が私の目の前に再び現れるとは・・・。人の縁とは面白いものです。ホントに。


さて、結婚式当日は素晴らしき秋晴れ。前日から泊りがけで準備に来てくれた友人達も大勢います。松本城近くのキリスト教会が会場でしたが、朝から会場作りや、ケーキやお茶の準備、立看板を出したり、受付のセッティング、等やっているうちに衣装屋さんからウェディングドレスが届けられたりと、とても楽しい準備のひと時。


仲間達と一緒に作り上げていける手作りの結婚式。僕は教会の礼拝堂でのキリスト式の結婚式にはじめて参列しました。よく映画なんかでは出てくるシーンなんですけど、バージンロードを父親と二人で入場してくる花嫁、それを迎える新郎。小さい頃から甘えん坊だった寛生が、このときばかりは格好よく、男らしく見えましたよ。兄貴の私も惚れ惚れとするぐらい。うちの母ちゃんどんな気持でいたんだろうなあ。なんと言ってもこの人の愛で僕達はここまで育ってきたのだから。


郁生と二人で、「ヒロのために二人で歌をやろう」と相談して、私のギターと彼のバイオリンつきで全部で3曲を夜の食事会で発表させてもらいました。そのうちの1曲を。
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きょうだいの詩

子供達の写真を撮るのが大好きなお母さん
高校生の僕は「アキオー、こっち向いて、にっこり笑って-」なんて言われるのが大嫌いで
ありも寛生も郁生もピースなんかしてるのに僕だけいつもしらけ顔
だけどそんな頃の出来事がなぜか今は懐かしい

hu hu hu 世界にひとつのきょうだいだから hu hu hu いつまでもいつまでも


ありはいつもお洒落でハイカラな女の子 覚えてるかい海の見える喫茶店
椎の木までアスファルトの坂道を登るのさ みんなでかけっこして
大きなチョコレートパフェ長いスプーンで食べてる幸せな笑顔は
錦の海にきらめく波の光 僕達にとって忘れられない思い出

hu hu hu 世界にひとつのきょうだいだから hu hu hu いつまでもいつまでも


僕がサッカー大好きだったからかヒロもサッカーボール蹴るのが大好きで
ボールリフティング100回して何とか兄貴のかっこいいところを見せつけたりなんかしちゃったりして
ところが20の春におまえはブラジルへ自分を試しに出かけた
2度目の旅立ちをやめた日の朝の涙 受け止めてやれなかったのが今も心残り

hu hu hu 世界にひとつのきょうだいだから hu hu hu いつまでもいつまでも


まだ赤ちゃんの郁生を僕らは「いっく」と呼んだ 松村の父ちゃんが好きだった
モーツァルトやベートーベン毎日聞いて育ったおまえはバイオリンを弾く若者になった

(バイオリン・ソロ)

僕達はきょうだいなのに一緒に暮らす時間が短すぎて
僕はみんなに兄貴らしいこともほとんどできずに大人になっちまった
いまさらだけど少し照れくさいけれど歌ってみるよ きょうだいの詩
いまさらだけど少し照れくさいけれど歌って送るよ きょうだいの詩

hu hu hu 世界にひとつのきょうだいだから hu hu hu いつまでもいつまでも

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寛生は20のときに「ブラジルへ行ってサッカーのプロに挑戦してみる」といって貯めたお金を持って旅立っていきました。1年やって戻ってきて、もう一度行くつもりでまた昼も夜も仕事してお金を貯めていたのですが、再出発する日の朝、母ちゃんに「おれ、いかんとくわ」と涙を浮かべて小さな声でつぶやいたことを、あとで母ちゃんから聞かされました。ヒロがその時何を思い、何を決断したのか、そのことを聞かされたときは胸が締め付けられるようで、何もしてやれなかった自分が悔しくて僕もひとり泣いてしまった覚えがあります。


そんな彼もその後ログハウスのビルダーとして修行を積み、この結婚式を機会に、夫婦二人で福島県南会津へ移り住み、古民家再生建築の親方の元へ入り、彼自身の仕事をはじめることになります。


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若き二人に送る旅立ちのうた

人はただ風の中を 彷徨いながら探し続ける

その胸に夢を抱いて 今歩き出す旅立ちのうた

流れゆく時の中を 廻りあえた若き二人よ

楽しいときも悲しいときも 共に生きてく旅立ちのうた

君達は今 風の中で 燃える思いを抱きしめている

二人の行く手に幸あれと 祈りうたうは旅立ちのうた

透きとおる風の中 桃色の朝日を浴び

小さなものがたりが ここから始まる

燃える思い抱きしめ まことのしあわせを

若き二人の行く手に 与え給え

生まれくる新しきいのちに 与え給え


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結婚式を終え、みんなを見送ったその日の午後からはふじの収穫の追い込みです。そして今日11月24日、午後3時24分、最後のひとつをとり終えました。あんなに赤い林檎の実が鈴なりになっていた畑も、半分ぐらいは葉の散った枝だけになりました。


その瞬間は、一年前の冬からずっとかけっぱなしだった車のエンジンが止まったような、本当に久しぶりに感じたいい静けさでした。私の畑は36年前に植えられた大木樹がまだ現役で働いている古木園です。僕より4年も年上です。フラン病が入ったり、幹の中が洞になったりして、そろそろ更新時期の樹も何本もありますが、今年も美味しいりんごをたくさんつけてくれて本当にご苦労様でした。冬の間は葉を落として身軽になって、しばしおやすみなさい。起きた頃には散髪も終わっているようにしておくからね。


この間、皆さんよりたくさん林檎の注文いただきました。本当にありがとうございます。10月下旬よりふじの出荷をはじめましたが、どうやら本当に美味しくなるのは11月入ってからのようです。今年やらかした素人百姓の失敗のひとつですね。市場では早い時期のものが品薄なので値が高くつくために、いろいろ手を尽くして林檎を赤くしてはや取りする方を見て、僕も「始まったぞ、僕もとらなきゃ」という気になってしまったところがあり、食べてみてもそれなりに美味しいのでとってたのですが、霜に何度か当たるぐらいまで待った物の美味しさは我ながらなんともいえないものになってきました。まだキズ林檎と合わせて1トンほど残っていますので、どうぞご注文ください。


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写真は結婚式のときのスナップ。右より郁生・あり・寛生・ななこ・輝美と風和・私です。ありもこの日のためにニューヨークから飛行機で飛んで帰ってきました。みんなそろうなんてほんと久しぶり。風和も無事退院しました。何人もの方からお見舞いのメッセージいただき本当にありがとうございました。それでは皆さん、また次回までお元気でお過ごしくださいね。ごきげんよう!

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その27    02・11・03 「またひとつ大きな貸しを作ってしまったおはなし」

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写真はトラックから機械を下ろすときの様子



花井君が10トントラックの後ろにトラクターと高所作業車(フライヤー)とスピードスプレーヤーの3台の農業機械を積み込んで、はるばる三重からおぐらやま迄やってきました。


何度か農場だよりにも登場しております彼、三重で無農薬栽培の米をやってる私の昔からの友人(友達歴25年以上)であります。米を作ろうとやり始めたのが2年前。もともと彼の専門は農業機械。しかも一級整備士の資格もある本格派。私がこちらで百姓を始めるということで、「何か必要な機械があれば相談に乗るから何でも声かけてくれ」と言ってくれてました。


農機店の人や機械メーカーにも人脈もあるようです。私もこの1年やってみて、農場の将来像や展開の仕方にそれなりの考えも持てるようになり、その中で必要な機械を用意する段階かなと思え、花井君に相談したと言うわけです。資金の少ない事情はよくわかってくれてますので彼も今回はいろいろと智恵を絞って手を尽くしてくれました。まず彼は、彼がお世話になっている地元の農機屋の赤塚農機店の社長さんに事情を話したそうです。

赤塚社長曰く「スピードスプレーヤ(通称エスエス)は一台あるが、旧式だしあちこち傷んでるのでもうスクラップ置き場に置いてある。これなら3万でいい。トラクタは15馬力の中古、ロータリー付で10万でいい。バッテリーも乗せ変えとくから。


フライヤーは7~8年手が着いてなくて雨ざらしのものがある。この辺じゃ使う人もいないからこれはもっていきな」 これが社長の言葉だったわけです。そこでまず花井君がスクラップ置き場にあったエスエスを引っ張り出してあちこちのサビを磨き上げ、油をさし、エンジン・電気系統・動噴関係・足回りその他を使えるようにメンテナンスをしたおかげで、もう捨てられるはずだったエスエスがもう一度働き場を得ることになりました。


果樹栽培をするに当たりエスエスは大きな働きをします。農薬をかけるにしても、作物や微生物などの力を活性化させるさまざまな資材を散布するにしても、これがあればどれだけの労力が減らせることでしょうか。減農薬栽培をやろうと思えば特にこの機械を用意することの意味は大きいです。(今年はお世話になってる三沢さんから貸してもらってました)
それからフライヤーでの作業ははしごで高いところまで登る作業を減らしてくれます。高所でのはしご作業には常に危険が付きまとうものですから、このことも私にとって素晴らしい出来事でした。


3台とも古いし、旧型ではありますが、花井君独特の農機に対する愛情というか思いやりというか、その気持のおかげで見事いのちを吹き込まれ生き返ったのです。試運転でも実際の使用にぜんぜん問題なしのものになり、無事おぐらやま農場への納品となりました。このことについてはまったく彼に頭が上がりません。独立して農場経営をはじめようとしている友人のために、彼の持つ高い技術を惜しみなく使い、最高のお膳立てをしてくれたわけです(彼はギャラを受け取りませんでした。あ、リンゴ1箱か)。


彼はこういうことが好きなんですね、どうやら。古いものを大事に使うということに価値を持っている。ほっとけば粗大ゴミ。世話すれば素晴らしい働き手。そして人の喜ぶ顔を見るのが好きなんですね。


周りからはおせっかいだとかちょっかい出すなと言われることもある彼ですがそれが花井君の人間味であるし優しさなのだと思います。こちらに滞在した2泊3日の間に地元の農家の方から畑での運搬車と、手押しの管理機をもらってくれとの話もあったのでそれも花井君に修理してもらい(その農家へ行くとその家のバイクの調子が悪いんでそれも見てくれといわれハイハイと引き受け修理してましたが)、それらを全部パイプハウスの中に収めると、もうハウスの中は満車状態。たった2日で農機たちが勢ぞろいしてしまいました。見立てはおぐらやま農場もいっぱしの農場です。彼の用意してくれたものをできる限り大切に生かしていかなければなあと思うのでした。



彼と二人で夕方に、北小倉の集落からさらに山へのぼり、車でいけるところまで行くと大滝山への登山道入口に展望台があるということだったので登ってみました。僕も三郷へきて3年になりますが初めてのことです。気温がどんどん下がり軽トラの窓は開けられないぐらい冷え込んできます。20分ほど行くと展望台に着きました。雪までちらつき始めた中を展望台まで駆け上がると・・・・・。あー、なんと素晴らしい光景でしょう。まさに息をのむ鳥瞰図。昨日の雨で空気が一段と澄んでいるようです。


「あれっ、富士が見えるよ!」 


そうなのです。正面に見える美ヶ原、高ボッチ高原。東南方向には八ヶ岳もがはっきり見え、その更に南側には夕日を浴びて薄赤色に染まる富士山がその美しき容姿を僕らに拝ませてくれました。北東方面に目をやると東信地方のシンボル浅間山。 眼下には安曇平の人里と田畑。中央を横切る梓川。


そして細長く森に囲まれた黒沢の流れ。おぐらやまのリンゴ畑たち。美しい光景は世界中にたくさんあるでしょうが、どこが一番かなどとランキングするのはナンセンスです。日本と言う国の安曇という郷(クニ)がふるさとの私にとっては世界中を旅して回らなくとも、ここからの光景が私にとって最上のものであることはわかりきっているのです。


別れ際、彼が言いました。「まっちゃん、今回は機械でずいぶんもうけたんやから、輝ちゃんと風和つれて北海道のばあちゃんの見舞いに行ったれよ」 私の父方の祖母が北海道の根室にいて病気でずいぶん不自由してるのですがなかなか顔を出せず、ひ孫の顔も見せてあげたいなあと言う思いと、輝美と僕が出会った別海の牧場を再訪して、大草原というやつを風和に見せてやりたいという気持とがあったのですが、時間もなかなか取れないし旅費もかかるしどうしようかなあと言う話を彼にもしたことがあったのです。


 「おいおい、ここでその話かよ、おまえちょっとかっこ良すぎるって!」と内心つぶやきましたが、「そうやなあ、ほんま、ありがとうな。」と答えて、彼は出発していきました。

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さて、ふじの収穫が本格的になってきました。雪もちらつき、霜も降りて、この寒さでリンゴたちには素晴らしい美味しさが宿っています。一年目の素人百姓の私ながら、「いやいや、ほんとに美味しいりんごになったなあ」とまずは感じます。


もちろんこんなものでないことも充分わかってはいるつもり。(隣の大倉さんのリンゴを見ると実力差歴然です)  霜がきつくなる11月25日ごろまでに収穫を終え凍らない場所で保管しなければなりません。年の瀬のお歳暮などの贈り物で使っていただけるよう、いい状態で収穫・保管したいもの。


 ふじはまだまだ予約できますので入用の方はお気軽に連絡ください。宅配案内、もう一度付けておきますのでどうぞよろしく。リンゴジュースも美味しいものが出来上がりました。ラベルもオリジナルでつくりましたよ。そうそう、リンゴ箱のデザインを友人の加藤君(相模原・淵野辺在住)が手がけてくれて、それも私の願っていたとおりのいいものになり、周囲からの評判もとってもいいので満足しています。加藤君、ほんとにありがとうね!

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話は変わりますが実は2日前から風和が肺炎になってしまい入院しています。輝美もずっと病院で付添い。熱が上がったり下がったりで大変でしたが、今は落ち着いて元気になってきました。手遅れにならずほっとしていますが、油断なりませんね。それでは皆さん、寒くなりますが風邪等引かぬように。くれぐれもご自愛を。
よろしくっす!!

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Author:おぐらやま農場

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