その35  2003.3.25   「戦争・・・」

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写真は優子と風和


アメリカ・イギリス軍によるイラクへの攻撃、イラク戦争が始まってしまいました。新聞もラジオも事細かにニュースを流しています。イラク軍にも米・英軍にも、イラクの一般市民にも死傷者が出ています。そのニュースを聞くたび、胸がしめつけられ苦しくなってしまう。なくなった人たちの家族や友人達の悲しみに思いを馳せるたびなんともやるせなく、自分の無力さを思い知るのです。かといって自分になにかやれることがあるのだろうか。

アメリカの国連安保理での決議無視がいけないのか?

イラクの大量破壊兵器製造がいけないのか?

何が悪で何が正しいのか?

正直なところ今の僕にはこっちがこうだと断定的に何かを言うことが出来ないのです。何か自分に出来ないのだろうか。戦争反対のデモ行進、ブッシュ大統領や小泉首相への手紙送付、メールメッセージ等、さまざまな情報が飛び交い、中には本当にイラクまで行って人間の盾になっている人もいます。


だけど今の自分はただ戦争が始まってしまってから誰に向けているのかさえも分からない嘆きと溜息に毎日悶々としながら、表面的には平和な、空爆も銃撃戦もない日本という国に生きながらえている・・・。


今日は雨だからと家の机に座ってパソコンを開けてカタカタとキーボードを叩いている自分が、命を懸けて日々を生きなければならない軍隊の人やイラク市民の人のことをどうこう言えるものなのかと考えてしまうのです。


一日もはやく戦争が終わってほしい。この戦争だけでなく「戦争」の文字どうり、世界中の戦いや争いが終わって欲しい。しかしこの命題は宇宙旅行さえ成し遂げた人類の叡智を持ってしてもまだ実現できない難しいテーマです。僕がいまどうこう悩んでもしょうがないのですが、人が人を殺しあっている報道を聞くことには忍耐が要ります。そして忍耐してこの現実を直視しなければと思うのです。

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りんご植樹のお知らせです。
前号で4月4日・5日でやりますとお伝えしましたが、その1週間前の3月29日・30日にもやりますのでご希望の方がおられましたらご連絡ください。手伝っていただいた方にはくだもの券を用意しようと思っています。遠くの方は宿泊も出来ますので。4月4・5日でもよいです。

写真は優子と風和。三輪君と恵美さん・優子ちゃんが再度、チェンソーを担いで手伝いにきてくれました。しかも今度は同じ林業仲間の男を一人連れてきました。名は小森胤樹(つぐき)君。31才。(あ、ちなみに独身です) 岐阜の郡上八幡で大原林産という民間の林業会社に勤めている方です。大阪の吹田から岐阜へきたのがま
だ1年前。前職が臨床検査試薬の開発という、これまた林業とはまるで畑の違うところからの転職です。


「一度しかない人生だから地球のためになる仕事がしたかった」といっておりました。三輪君と2人で組んでのりんごの樹の片付けは迫力がありましたよ。その傍らでの優子と風和であります。この写真を見ていると平和ということの尊さがなぜかジーンと僕の目頭を熱くさせるのでした。


その34    03・03・12      「ただいまりんごの剪定中です」

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畑でフウワと母ちゃん



皆さんこんにちは。ご無沙汰していました。3月の1日から7日まで北海道へいっておりました。父方の祖母のお見舞いと曾孫の顔をみてもらっておきたかったこと、根室と函館にいる親戚の叔父さん叔母さんを訪ねること、それから輝美と僕が世話になった別海の牧場を訪ねることが目的でした。


しばらく入院していたおばあちゃんもどうにか退院できたところで、無事に風和と輝美を紹介することが出来ました。おばあちゃん含め、父方の親戚の方はみな北海道なので会うのも本当に久しぶり。叔母さん夫婦とはなんと25年ぶり(!)との事で、僕も記憶があいまいなほど。今回は改めて僕の奥さんと息子を紹介する機会となりました。



根室ではオホーツク側(流氷がびっしりと押し寄せて)と太平洋側(波高くどこまでも遠い海)とその間の納沙布岬(北から南へゆっくりと流れていく流氷の山)とで3つの顔の違う海の様子を見たり、別海では吹雪にあたってしまいとても外には出られず一日家の中でじっとしていたり、函館から札幌の電車では駒ケ岳を望む渡島半島の海沿いを走る景色が素晴らしかったり、飛行機やバスや電車や凍った海の上やいろんなものに初めて乗る風和がその度に大喜びだったりと、家族3人とも体調を崩す気配もなくとても楽しい1週間でした。根室の石垣ファミリー様、函館の大澤ファミリー様、別海牧場の皆さん、札幌の渡辺ファミリー様、皆さん忙しいところ遠来からの来訪を気持ちよく迎えていただいて、本当にありがとうございました。


さて、3月8日夜におぐらやまの我が家へ辿り着いてのはじめの一言。「さむー!」 おいおい、俺達今まで北海道を旅してきたんじゃなかったっけ?とぼやきながら、ストーブに薪をくべ暖を取りますが、やっぱり北海道の家はどこも暖かいです。というか我が家の気密度が低すぎるのかなあ?それともしばらく家を空けると家の中が芯から冷切ってしまうのでしょうか。さらに堪えたのは翌日の朝、畑の見回りに行くと目を疑ってしまった。


「パイプハウスが潰れとる!!」 そうです、留守の間に降った雪がとっても重い雪だったようで、農機倉庫にしてあるハウスの北側半分が見事に潰れておりました。とほほ・・・。幸い中の農機は無事だったですが、また仕事を増やしてしまいました。まあ、ちゃんと対策をしないで留守をしてしまった自分の責任ですので誰を責めるわけにもいきません。やり直しましょ。


と、そんなこともありましたが、帰ってきてからは毎日りんごの剪定作業です。雪に反射する光で顔が真っ黒けになってしまいます。はじめる前に大倉さんがやっている畑へ行って少しの時間見せてもらいました。


「普通の畑では樹のてっぺんをちょん切って徒長枝一本だけを上に真っ直ぐ出しておくのにどうして大倉さんの畑はそのままみな同じ方向に曲げてあるんですか?」 「これね、頭をちょん切られると樹が怒るだよね。何をこのー!って樹がまた頭を出そうと必死に枝を伸ばしてくるからいつまでも樹が落ちつかなんでいかんのよ。樹を怒らしちゃうまくないでね、なるたけ鋏は入れないでてっぺんの枝にお辞儀してもらうように紐で誘引しておけば自然と落ち着いた樹になってくるだよね。樹が落ち着かなくちゃりんごはうまくならんでね」 



大倉さんの畑には剪定のやり方を教わりによく行きます。順序だてて一から順番に教えてもらってる訳ではありませんが聞きたい事に対しては丁寧に教えてくれます。


畑の様子と会話の中から大倉さんの中にある理想の樹の状態を掴んでいくのです。そして自分の畑の枝を切ってみる・・・。「切る前に、見る。見るのがはじめの仕事。勢いを見てみよう。徒長枝の出具合、新梢の伸び具合、花芽のつき方、幹のつや・色、枝の硬さ・太さ、etc」 「鋏を入れる回数が少ないほど樹は暴れない。」 「枝は素直に伸ばしてやるのが基本。途中でぶたの尻尾みたいに切り戻すのは枝に無理がかかる。」 「日光をどの枝にも当てられるように配置する。被ってしまう枝を作らないよう、何年か先の状態も頭に入れて考える。」 「草刈機や、脚立が入る空間を確保しておくこと」 「フラン病になっているところはきれいに削り落としてそれ以上病気が拡大しないよう」・・・・。 


たくさんの要素を頭に入れて樹に向かいます。大倉さんと話していて一番感じるのは樹と対話しているということです。「怒らせちゃいかん」とか「落ち着かせる」とか「素直に伸ばしてやってくれ」とか子どもとでも話をするかのような空気が畑に充ちています。その気持になれるかが今のところ僕の最大テーマであります。



写真はりんご畑への肥料まき。北海道行きの直前であります。今年から取り組むキラ農法(セイショウ農法)の肥料です。化学肥料ではありません。各種栄養素のほかにいろいろな土壌菌を培養したものを混合してあります。肥料なのに袋を開けると甘い香りがふわーっとしてきます。輝美と風和もお手伝い。風和は一輪車に乗せてもらって大はしゃぎでした。


ここでりんご植樹のお知らせを。4月の5日・6日でやる予定です。80本の苗木定植と若木の移植が30本ほどあります。もしやってみたいという方がおられましたら必ずご連絡ください。近所の方も遠方からでも歓迎いたします。遠くからの方の宿泊は我が家と私のお世話になっている三沢さんの家で分宿になります。


食事は各自食材を持ち寄ってカレーか鍋でもやりませんか。(もってこれるもの連絡ください) 
なお今回から農場で仕事をしてもらった場合には果物券のような形でお返ししたいと思っています。労働の対価として現金を介在させるのでなく、その仕事の結果生み出された農産物でうけとってもらおうという試みです。今回の植樹を一日やって果物券を受け取り、それで秋にはりんごをもらうという事です。


賃金としてみたら歩のいいものにはならないと思いますが、畑で仕事をすることとそこで生まれる食べ物を食べることが繋がる機会になればなあという私たちの勝手なねがいからの発想ですがいかがでしょうか。ヒントになっているのは近頃あちこちで話題になっている「地域通貨システム」からの発想です。


細かいところはこれから詰めていくとして、今度のりんご植樹を機にスタートさせたいと思っています。僕達は、いろんな人たちが気軽に畑へ足を運べるような農場にしていきたい、「食卓」で「農場」を実感できるような食べ物を届けたいと思っています。今回のシステムがその一助となればと思います。皆さんの意見をきかせて下さい。今回はりんご畑で農作業でなくとも、私はごはんをつくるよとか子守りならできるよとかでもいいと思いますし、集まったメンバーで農作業、温泉に入って、ごはんを食べて、お酒もどうぞ(誰か持ってきてね)、歌もどうぞ(ピアノとギターはあります)、愉しくやりましょう

よろしくっす!!

おぐらやま農場

Author:おぐらやま農場

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