その39   03・06・10       「雹(ひょう)が来た!!」

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写真は6月1日の田植えの時の一枚です


3日前の6月7日、午後3時半ごろのことです。4人ほどで林檎の摘果をしていました。フライヤーという高所作業車の上にいた僕の顔をひんやり湿った風が吹いていくので空を見上げてみると真っ黒な雨雲が東の美ヶ原の方からだんだん押し寄せて来ています。「里山辺の方はもう降りだしてるね。こっちへ来る前にこの畑一区切りつけたいなあ」などと云いながらどうにかその畑の最後の樹をやり終えたかなと云うところでちょうど雨がぽつぽつと降って来て・・・・。 


あれっ?、雨じゃないぞ、何だこれ!? 「雹(ひょう)だ!氷が降って来た!」 僕は思わず大声で叫んでいた。氷の粒があっという間に僕達を取り囲み、白の直線が視線を遮るように目の前を落ちていく。


東のほうからは地鳴りのような「ゴー」という音が響いてきた。戦闘機でも飛んできたのかと思うような、重苦しく臓腑に痛いその響き。はるか天空からの予想もつかないスピードで、ようやく2センチほどに成長した林檎の幼果に容赦なく5ミリから7ミリほどの氷の塊がぶつかり続けること約5分。


まさに背筋が凍りつくような時間でした。この雹で林檎はどうなるのだろう。桃も大丈夫だろうか?すべて売り物にならなくなってしまったらどうなるのだろう?3年前の夏にも雹が波田町・山形村に落ちて西瓜・林檎などに大被害が出た時のことがすぐに脳裏をよぎり、テレビで見た肩を落とす西瓜農家のニュースのあの映像がもうすぐ自分のことになるのか・・・。正直言って怖かった。経済が成り立たなくなるかもしれないという現実の渦中にいる恐怖感にまじめに襲われていました。かといって自分に何ができる訳でもありません。「早くやんでくれ!頼むから終わってくれ!」と心の中で呟くのが関の山。


やがて雹は雨に変わりました。車に避難していた手伝いにきてくれていたメンバー3人の方もその日はお開きにして帰ってもらい、僕は畑を見てまわりました。林檎畑が3箇所と桃畑が2箇所のうち、被害が出たのが林檎畑の2箇所約60アール分でした。桃畑の30アールと林檎の1箇所20アールは通り道から外れたようです。


鳴沢畑からは各2キロ半径内におさまる場所なのに、ちょっとの差で被害状況がまったく変わってきています。林檎60アールへの被害ははっきりいってかなり深刻です。全滅こそ逃れましたが樹の上と東側の部分を中心に林檎の表面に打痕が残り、へこんでしまった実が全体の半分ほどありそうです。


作業が遅れていてまだ予備摘果の段階だったのがせめてもの救いで、被害果を摘果していけばつかえる実の割合を少しは増やせます。作業が進んでいて仕上げ摘果もやった後の降雹だと、もう選びようがないのです。


今日は村の緊急対策会議がありました。被害にあった農家の方たち約40人ほど集まって、農協や普及センターの技術員の方が被害状況や今後の対応を説明してくれました。5分ほどで雨に変わった私のところはまだいいほうで、三郷村の中萱地区、住吉地区では30分も雹が降り続いたところもあり、この地区の林檎畑はほとんど壊滅状態と言っていいほどだそうです。


集まった人も顔見知りが多くそれぞれに気遣いを見せながら、それでも今やるべきことをやっていくしかないのだと、至ってたんたんとしたものなのでした。


そういう訳で、とりあえず桃は難を逃れましたが、林檎は全体の3分の2以上の畑に被害が出てしまいました。今後の様子などまたお知らせしていきたいと思います。見た目に難のあるものがたくさん出来てしまうことも予想されますが、こちらの手を尽くして、少しでも良いものを皆さんにお届けできるよう取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願いします。


写真は6月1日の田植えの時の一枚です。右から2人目のおちびちゃんは風和。真中のピンクのシャツは輝美かあちゃん。今年も地元の新規就農の仲間と、輝美の子育て仲間も一緒になってのお米作りをしています。今回はこのことを中心に、心安らかな田植えのお便りを書こうと思っていたのですが・・・。


日本人の私が、毎日食べているお米を作ることに関われることはとても幸せなことだと思っています。今年は三郷と梓川村の境を流れる黒沢川が流れる谷間の中の田んぼを貸していただけることになりました。仲間の中で家が田んぼに一番近いので水の管理を任されていて毎日見回りに行きます。昨日は風和と輝美と3人で行きましたら、かえるとおたまじゃくしがいっぱい泳ぎ回っているのに風和の目がくぎ付けになり、今日は輝美母さん、そのおたまじゃくしをバケツに入れて保育園へ持っていったら子ども達も先生もとても喜んでくれたそうな。田んぼやその周りにはいろんな生き物がいるのでそのことに触れていくのもたんぼをやっている目的のひとつだなあと思います。


ではみなさん、今日はこの辺で。梅雨も近づき蒸し暑くなりますが、お体に気をつけてお過ごしください。



よろしくっす!!

おぐらやま農場

Author:おぐらやま農場

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