スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

おぐらやま農場だより その42  03・08・29 「つがるが落ちるーー!!」

つがるのネットかけ42



みなさんこんにちは。お元気ですか。おぐらやまの朝晩はすっかり秋の気配漂う季節となりました。私と風和が寝ている時に、暑くて毛布を蹴飛ばすものだから、うちの奥さんが風邪をひかないように毛布を何度もかけ直してくれているそうなのですがまたすぐに蹴飛ばしてしまうので、朝起きた時に「まったくこの子達はしょうがないねー!」と小言を言われたりしております。「この子達」はないだろーとか思うのですが、母の愛情には勝てませぬ。はい。


さて、お盆も過ぎ、「つがる」という早生りんごの収穫が近づく頃、予想どうりなんですが、実の落下が始まりました。このりんごは熟期の早い段階で軸と枝の間に離層が形成されやすく、美味しくなる前に実が落下し始めます。


それで一般的には落下防止剤という農薬(植物成長調整剤)を散布して離層を作らせないようにするのですが、これをかけると面白いように落ちずにすみます。

「これ、かけないですむ方法はないでしょうか」とあちこちの人に相談したところ、「松村君は桃をやってるだで、ももを採るつもりで毎日回れば何とかなるんじゃないか」といってくれた人がいたので、「それなら簡単なことだ」と思っていたら・・・。



「あれー、昨日の夕方回って、地面に落ちたのも全部拾ったのに、もうこんなに落ちてる!」朝一番からこれです。毎日回って熟の進んだものから採っていこうとしていたのに、ちゃんと熟さないうちからポトポトきてしまうのです。これじゃだめだぞ。


つがるの注文もたくさん来てるのに、このままではお届けできるものがナンボも採れなくなっちゃうぞ。そこで思い出したのは3日ほど前に通りがかりの畑で見た、同じ三郷の新規就農者のHさんがやはりつがるに落下防止をかけないための方法として軸と枝を一つ一つ紐で縛っていたことでした。


彼曰く、「これは僕の趣味だから、真似なんかしないようにね。」 というだけ有ってかなり根気と時間が必要な作業であります。すでに落ち始めている僕の畑で果たしてこれで間に合うだろうか・・・・。かなりあせりがでてきました。



「今から落下防止をかけるわけにもいかない(散布後2週間は収穫できない、化学農薬の毒性)」、「紐で結ぶのも時間的に厳しそう」、朝ご飯に戻って輝美と相談して、それでもやれるだけやってみよう、結んだ分は落ちずにすむのだから、手伝ってもらえる人を探してすぐ電話しよう、となって私は5人ほど心当たりの人に電話、輝美は保育園へ風和を送ってきて、その場で同じ保育園のお母さんの知り合いを一人すぐに連れてきました。


私が電話をした人の一人が、「たまねぎやじゃが芋を入れてるネットを被せたらどう?」と言いました。なになに、それは面白そうだ。紐で縛るより簡単そうだし、落下率もぐっと低くなりそうだ。ちょうど裏の倉庫に200枚ほ残っているのが有ったはず。よし、それで試してみよう! 



で、やってみたのが添付写真という訳です。畑でいざやってみるとネットの口を包帯結ぶ時のようにさいて枝に縛るとやり易いことが分かり、3~4人ほどでわいわい言いながら(アミタイツ履いてるみたいねーとか言いながら)2日かからずにかけられました。


これで少なくとも地面に落とさずにすむので気分的にとても楽になりました。ネットが1枚3・3円かかりましたが何年も繰り返して使えそうなので1枚1円以下にコストは下がるでしょう。ネットでつつむと風にもあおられにくくネットの中で落ちるものもそれほどありません。


ひとつ問題なのはなんとなくですが網目模様ができてしまうことです。ちょっと他にはないりんごですが、落下防止剤がかからないつがるも日本の中ではほとんどありませんから、見た目が少々違っても個性があっていいじゃないかと、ちょっと開き直り気味の私。さあ、お味のほうはいかがでしょう? 

----------------------------
参考文献 「オーガニック食品」より 
山口智洋著 日経BP社

米国のナチュラル問題研究機関のカーティス博士によると、「子供は体重1Kgに対する植物消費量が大人より多いため、毒物に対する抵抗力が弱く、農薬による被害を受けやすい」という学説や、1993年にはFDA(米食品医薬品局)が、たった22の果物や野菜から108もの農薬が検出された、という調査結果をまとめました。



また「リンゴの落下防止剤として使われている農薬、アラーには発ガン性があり、特に大人よりも体重の少ない子供にとってはガンを誘発する危険性が高い」というデータの発表に、ハリウッドの大物女優メリル・ストリープ女史が、子供を持つ母親として農薬を使用したリンゴを社会で許してはならないとマスコミで盛んに主張したため、農家への風当たりも強まったことから農家の中ではオーガニック農法へ転換する動きも出始めました。


-----------------------------
アメリカの落下防止剤アラーがどんなものか詳しくは分かりません。長野県でよく使われているものはジクロルプロップ、MCPBという除草剤に使用する成分を利用した「ストッポール」「マディック」という商品名のものが主流です。これらはもちろん残留試験や毒性試験などの検査を行い、用法、使用量、倍率など事細かに決められ、それに準じた使われ方をしているものばかりのはずですから、むやみに怖がることなどないのかもしれません。


そこから先は生産者一人一人が自分の考えを持ってつくり、食べる人それぞれが何を選択するか、でしかないですから。


どっちがよいか、悪いかということを言いたいのではなく、生産現場の事情、現実をそのまま伝えていければと思っています。


農場からのお知らせです。



桃はほとんど終わりました。つがるの収穫が始まっています。

つがるはほぼ予約でいっぱいです。ネットをかける前にかなり落としてしまった分、出荷量が減りそうです。9月の終わりごろから千秋がありますが、量がそれほどないので注文したい方はお早めに。その後は王林・ふじと続きますが、またりんごの案内を改めて出させていただきますのでどうぞよろしくお願いします。


桃ジュースが好評です。「桃を食べているようなジュースですね」という感想が多いです。僕もそのとおりだと思います。桃に含まれる良質の果糖、食物繊維、またアスパラギン酸・クエン酸・リンゴ酸といった各種成分丸ごとがった美味しいジュースをぜひどうぞ。子ども達も大好きなこと間違い有りません。まだたくさん有りますので一度お試しくださいませ。



それではみなさん、季節の変わり目ですから体調を崩さないよう気をつけましょう。
また次回まで。



            
スポンサーサイト

その41    03・08・13      「大切なのはバランス」

azumi41.jpg
もも!おいしそーーー!!



みなさんこんにちは。あんまりお便りが出ないものだからもう忘れられてしまったかしら・・・。


朝から桃をとって、荷作り・発送をしていたらいつのまにか陽は落ちて、ご飯を食べたらいつのまにか目を閉じてしまう今年の夏の暮らしでした。ここへ来てようやく収穫のピークを越えてきました。みなさんの元へ桃は届きましたでしょうか?

今年は稀に見る長梅雨。松本地方の7月の日照時間は例年の60パーセントという少なさです。桃にとっては、この数字はかなり厳しいものでありました。


地元の桃農家はどこも苦労しているようです。そんな中、昨秋から指導を受けているキラ微生物研究所の堆肥・醗酵液肥の働きや、整枝剪定の改良などからか、おぐらやま農場の畑では、昨年以上の糖度・収量・玉伸びを見せ、一安心しているところです。


糖度計で時々計るのですが一番上で24度というのが出ました。これにはびっくり。ブドウならそんな数字も聞きますが、桃でか!って思いました。まだまだ収穫適期の見極めが甘い面もあり、「固い桃がきたよ」とか「少し渋みがあるけれどどうして」、「桃の中が傷んでいたよ」だとか言う声も幾つかありましたが、この天候不順の中、よくここまでモノになってくれたものだというのが、生産者の本音であります。


この長梅雨の中、葉っぱはとても元気に繁ってくれました。天気が悪いなりにも精一杯光合成をして働いてくれたのです。例えば「「穿孔細菌病」「灰星病」「縮葉病」といった病気は桃栽培の難敵で、普通なら3月の終わりから収穫間際まで、10日から2週間に一度の割合で10回以上は農薬をかけつづけなければいけないというのが常識です。湿度が高い状態でずっと推移した中、殺菌剤を4月に2回かけたっきりでしたが、キラの醗酵液肥の中にある有用細菌達は畑に存在する病原菌たちだけが大発生することがないように上手にバランスをとってくれました。



穿孔細菌も縮葉病も灰星病もまったく発生しないわけではありません。特に春先に葉が出て、展葉していく若葉の時期はまだ細胞一つ一つが弱いために、病原菌のため葉に穴があいたり縮れたりするものもあります。しかし完全にそれを根絶やしにすることに躍起になり殺菌剤を前述のように散布していくと、例えば光合成細菌や酵母菌といった植物の生長・免疫維持に必要なものまでが弱ったり数が減ったりすることになり、ますます病原菌がはびこる原因ともなるのです。


大切なのはバランスであり、いろんなものすべてが共存共生しているという認識であると僕は考えています。何か人間社会のこととも共通しているようにも見えてきて、面白いです。



堆肥として施肥するのも、堆肥なら何でも良いというわけではなく、畜産からの未熟堆肥には特に要注意。硝酸態窒素の値を引き上げ、虫や病気の寄り付く体質にしてしまいます。殺虫剤をかけつづけなければならない原因も大きくはこのあたりにあり、余分な窒素がなければ虫もそれほどは出ません。(実害のあるもの、シンクイムシ、ハモグリガ、アブラムシ、ハダニなど) 


そして少々出てきたっていいじゃないか、ぐらいの気持でやらないと、また殺虫剤で虫たちの種類、数などのバランスをめちゃくちゃにしてしまう。今年は、農協が作る防除暦の半分以下にしようという目標で、様子を見ながらやってきましたが、大きな被害などもありませんでした。くもの巣やアマガエルなどもたくさん居る果樹園です。それで正常だとみていきたいのです。

化学合成農薬(殺菌剤・殺虫剤・除草剤など)の毒性、発ガン性、催奇形性などはこれまでたくさんの報告があります。「農薬=悪」の概念・イメージ先行の社会風潮、それが逆に売らんが為の宣伝文句に利用されたりするきらいもあるなあとも感じていますが、農産物の生産段階では人間としての尊厳をかけて、減農薬そして無農薬に取り組んでいくのが百姓の仕事だと僕は考えています。もっともっとやれるはず。逐次お便りで現場の様子をリポートしていきますのでどうぞよろしく。


--------------------------------------------------------------------------------

<農場からのお知らせ>
@桃の出荷も8月20日過ぎには一段落の予定です。中生種の白鳳・あかつきがほぼ取り終わり、これから山根白桃と川中島白桃が少し出てきます。予約状況はもう少しあるという感じかな。必要な方、急いでご連絡ください。

@早生種りんごの代表格、「つがる」の収穫が桃と入れ違いで始まりそう。雹の痕が少しついているものもありますが、葉のつやも玉伸びもよく、美味しいものができそうです。しかしつがるの問題は収穫間際で落ちるりんごが多いこと。遺伝的に枝と実の間の軸が弱いんですね。ですので一般的にはストッポールという落下防止の為の植物成長ホルモン剤を散布するのですが、これも私はどうにも使いたくないのです。ですからきっとポトポトとリンゴを落としてしまうのでしょうね。それはそれでジュース加工に回します。 つがるはまだまだ数に余裕があります。

よろしくっす!!

おぐらやま農場

Author:おぐらやま農場

こんにちは、おぐらやま農場のてるちゃんです。
毎日の農場の様子をお伝えしていきます。
2008年以前の日記を読みたい方はこちらです。

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
If you click [English], you will read this blog in English.
English English得袋.com
トマト生活はじめませんか?

野菜不足の方へ

生命力たっぷりのりんご

生命力たっぷりのりんごお届けします!3

最新の記事だよ♪
カテゴリだよ♪
コメントありがとう♪
読んでくれてありがとう♪
読んでいただいてありがとうございます。 コメントを残していってくれると嬉しいです。
月間表示です♪
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

おぐらやま農場の農産物を購入したい方♪
おぐらやま農場では、季節の果物、100パーセントジュース、ジャムなどを販売しています。こちらでどうぞ!
おぐらやま農場ネットショップ

おぐらやま農場の最新情報が読めるメールマガジンはこちらから登録できます。
農業体験者募集中!!
face book
Twitter
よかったらフォローどうぞ♪ 時々英語でのつぶやきにも挑戦するぞーー!
おぐらやま農場生産物

りんご

桃









みんな楽しいね♪
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。