Ogurayama Friends 2015年3月号ニュースレターよ

今回は中国から日本に1年間研修に来ていたワンさんのお話です。昨年の夏と秋の2回に分けて合計2か月ほどをおぐらやま農場で過ごし、りんご栽培の研修をしました。先日、最後のお別れといって、再度安曇野を訪れてくれたのですが、農場主・松村が、改めてワンさんにインタビューをさせてもらいました。


----今日は改めてワンさんからいろいろなお話を聴いてみたいです。まずは自己紹介からお願いできますか。

はい。私はワン・ヤン(汪洋)と申します。昨年3月に中国の煙台(イエンタイ)からきました。中国では日本のY総業の中国工場で働いています。5か月間、日本語と日本の文化について研修しその後工場の現場研修をしました。今35才ですが、4年前に結婚して、妻と小さな子どもを中国において、一人でこちらに来ています。

----会社の方から、今回の日本行きの話があったと思うのですが、どんな経緯だったのですが?

5年ほど前に実は会社から行ってみないかと一度話がありました。が、その時に私の母親の具合が悪くて、それでお断りしたことがあります。そして今回もう一度話があり、このチャンスは大切だなと妻や私の家族も支持してくれています。私の実家は煙台の近くの村でさくらんぼ農家をやっていますし、妻の実家はもう少し田舎に行ったところでりんご農家をしています。このあたりは中国の中でも一番りんご栽培の盛んな場所です。

----ワンさんが日本に来る目的にしていたことはどんなことだったんでしょうか。

尖閣諸島の問題などで政府同士ではとても仲の悪い状況が続いていました。テレビのニュースでも日本を悪く言うことをたくさん聞きました。が、会社の上司は日本人がたくさんいますし、本当にそうなのかなと思っていました。中国人と日本人では考え方が違うのは当然ですが、それがどう違うのか、これが一番知りたかったことです。実際に体験したかったのです。

----実際にどうでしたか。どんな違いを感じましたか。

日本に来て一年間、日本人と暮らしました。こちらの人は真面目です。仕事についても、他のことについてもです。(ワンさんだって、とても真面目なひとだなあと僕は感じていますよ。) そうですか。きっと中国人の中では、私も真面目な人と言えるかもしれませんが、こちらの人はもうほとんどの人がそうで、真面目が普通。これが一番強く感じた日本人の印象です。 だから日本の製品が優秀なんだなと納得しました。

----ワンさんがおぐらやま農場に来ようと思ったキッカケを教えて下さい。

今回の1年間のうち、5か月間が日本語と日本文化を学ぶという目的でしたが、一人ひとり自分のテーマを考えるのです。私の実家も妻の実家も果樹農家ですし、特に妻の実家はりんご栽培をとてもがんばってやっていますから、日本のりんご農家がどのような栽培をしているかについて、関心がありました。中国のりんご農家はとても大変だと思います。一生懸命働きますが、あまりお金が入りません。私は日ごろは会社に出て働きますが、週末になると時々手伝いに行くこともありますし、私が定年したらそのりんご園を私がやらなければならないかもと考えますので、日本に来たチャンスにこちらのりんご栽培方法などを見てみたかったのです。

そして日本の研修先、静岡の「地球人村」という言語教育機関の先生と相談し、インターネットでウーフの活動を見つけました。長野県はりんご農家が多いということで、まず「安曇野地球宿」の増田さんのところに来て、紹介してもらったのが「おぐらやま農場」だったという訳です。

----おぐらやま農場での研修はどうでしたか。ワンさんにとって役に立つことはあったでしょうか。

「炭素循環農法」ということについて学びましたが、そのようなやり方を初めて聞きましたし初めて見ました。これはいいなあと強く感じました。青森の木村さんの本を読んだりしましたが、本当に農薬も肥料も使わずにりんごができるのかなあという気持ちと、成功して農法を転換し終えるまでの長い間、どうやって農家が生活したらいいのかも分かりませんでした。

松村さんはりんごの木に無理をかけていないように見えました。そして農家経済にも無理をかけないように考えています。松村さんのやっている炭素循環農法はそんな感じを受けました。肥料を使っていませんし、まだ無農薬ではありませんがとても少なくしてやっているけれど、りんごの風味、味と香りがものすごく良いのです。ほかで食べるりんごと全くちがうことに驚きました。中国のりんごと比べてもちがいます。とてもうまいのです。

2か月以上暮らしましたからここで作られる農作物をたくさんいただきましたが、どれもうまい。それはここの畑・果樹園がみな炭素循環農法に切り替えているからです。自然農法とよく似ていますが積極的に土づくりをすることで転換するスピードが上がりたくさん取れるようになるのだと思います。ですから生産農家にとってとてもメリットがあります。世界中の農家がこうやって農業をやれば世界中の人が元気になれるのではと思います。

----農場に滞在して心に残った出来事やエピソードなどあったら教えて下さい。

おぐらやま農場に滞在した2か月間、私はとても元気でした。健康的な食べ物をずっと食べましたし、中国の会社では技術資料を作ったり経理関係とかパソコンでの仕事が多く、あまり体を動かしていませんでしたが、ここではいつも太陽の下でのびのびと体を動かすことができたのです。ウーフは作業時間も6時間だけで、自分の時間も余裕を持って取れますし快適な毎日でした。たくさんの海外からの人と交流でき、ここで出会ったスタッフの人や松村さんの友人たちは皆優しくて気持ちのいい人ばかりでした。

そして松村さんが作物たちを見るときの感じが自分の子供を見ているみたいです。ミネラル水をかけてやったりいろんな管理作業をしますが、精神が伝わっていくような感じなのです。なぜりんごたちが美味しくなるのかわかる気がしました。

----中国にいよいよ出発ですが、これからやっていきたいことを教えて下さい。

おぐらやま農場でこの農法と美味しいりんごに出会って、帰ったら会社を辞めて自分のりんご農園をやろうかなと、一度本気で考えてしまいました。(笑)(それはまずいでしょ、ワンさん!)が、そのあと工場の現場研修を3か月間やっているうち、「会社の為にもうちょっと頑張らなければ」と考え直しました。(笑)(ああよかった。) 一生懸命働いてお金が貯まったら少し早く退職して、将来りんご農家になって美味しいりんごを作ってみたいと強く思っています。

----日本に来る前は親がやっている農家の仕事をどんな風にみていたのでしょうか。

正直に言うと農家はイヤだなと思っていたのです。これは中国の若い人たちの気持ち、ほとんどがそうです。都会の生活が便利で楽で、お金も稼げる。田舎には残りたくない。でも親が続けているし少しでも楽なりんご栽培の方法はないかなと思っておぐらやまへ来たのですが、今は全然気持ちがちがいます。ここへ来て農業という仕事がとても魅力的で誇りを持ってやれることに変わってしまったのです。 (終)

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