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その25    02・10・03   「籾殻のこと」

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写真は紺野君、バックホーでハウスの柱を埋める溝を掘ってくれてます



台風21号は特に被害を出すことなく通り過ぎました。千秋の収穫が始まり、注文をいただいた方へ発送をしています。桃のときもそうでしたが、りんご箱の中へ一枚のメッセージ(というとちょっと大げさか?)を入れさせてもらっています。


本当はりんごそのものだけで充分なのかもしれませんが、そのものにまだはっきりとした確信のない新米百姓はどうしても他の手段でフォローアップせざるを得ない?といったところでしょうか。私としてはこれからの「食の営み」・「農業の形」を描くとき、生産する人と食べる人が食べ物を通して心と心のつながりを持っていけるようにとの希いから一言書かせていただいてます。まだりんごが手元に届いてない人がほとんどでしょうから、ここで紹介させていただきます。


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皆さんこんにちは! この度はおぐらやま農場のりんごをお届けさせていただきありがとうございました。今年の初めから実質独立して農業を営む事にした私達にとって、この秋ははじめてのりんご収穫の季節。お届けしたりんごたちはどんな味がしたでしょうか。


まだ雪が地面を覆っている頃からその上を踏みしめて、地元りんご農家の方に剪定を手取り足取り教えてもらいおぼつかない手つきで鋏や鋸を振るった冬。ほんと寒かったです。零下10度にはなる朝、服を6枚ぐらい着込み、防寒靴下、防寒長靴、上下の防寒着、毛糸の帽子、手袋とその上にゴム手袋、タオルのほおっかむりと、目だけ出しての格好はなんかアヤシイゾ・・。狐とか何か鳥の足跡も雪の上に見つけました。春に向かうごとに雪が融けて地面が顔を見せ始めたときのなんともいえない嬉しさ。ここは雪国と言うほど大げさではないですが、寒い地方に暮らす人々にとっての春の訪れはそれはそれは特別なことなのだなあと体中で実感したものです。


4月の終わりごろからは真っ白なりんごの花がこの地域全体を埋め尽くし、花摘み、摘果とりんご農家は大忙し。僕らもがんばったつもりですが、まだまだ素人の域を出ず、簡単のように思えて、思ったようにはいかないりんご作りの奥深さを思わされました。8尺梯子の一番上まで登って見渡すと一面のりんご畑と安曇平、雪残る白馬連峰・妙高山、美ヶ原・鉢伏山。よくもここで農業をはじめられたものだというのが正直な気持でしょうか。


夏の仕事は草刈です。草の管理は人それぞれ考え方がいろいろあり、やり方もそれぞれですが私のお師匠さんの大倉さんは減農薬・草生栽培を実践しており、除草剤・わらマルチなど一切使わず、特別ミネラル入の有機肥料が撒かれた畑に青々と草を生やしてそれを刈り込むことを繰り返し、土中に豊かな有機質層と生物相が護られて、その中にりんごの樹が立っている状態を作ります。「草が土壌を作り、土壌がりんごをつくる」のだそうですが、果たして私にどこまで理解できているのでしょう。


おぐらやま農場は今年除草剤はまったく使いませんでしたが、殺虫剤・殺菌剤などの防除は大倉さんのように慣行農法の半分で済んでしまうほどのことはできず来年への課題ですが、マスコミで報道のあった使用禁止農薬や、過剰散布、収穫時期近くの果実への散布(ホルモン剤も)などは特に気を入れて一切やっておりませんのでひとまずご理解ください。「ひとの命に責任の持てる食べ物を作りたい」というのが私達の最大の目標であり、ねがいであります。


そして収穫の秋。一つ一つ大事に箱詰めしてやっと皆さんの元へお届けすることができました。安曇野は冬の寒さと、夏から秋の日中の寒暖差と、高原特有(私の家は標高770メートル)の湿度の低さと、幾筋もの川が作り出した豊かな扇状地と、日本有数の年間日照時間と(つまり晴れる日が多い)、美味しいりんごを作るにはすべての条件をそなえた土地柄です。


北アルプスから沁みだす清冽な水のよさから美味しいお米の産地でもあります。りんご箱に使っている籾殻も昔風のやり方で少し扱いにくい方もおられると思いますが、燃やして有毒ガスなどがでる資材を使うより、安曇野らしさがでればと思いこれでやることにしました。


それでは、この土地の自然条件が作り出したりんごたちをどうぞご賞味ください。皆様からの感想、ご意見お待ちしております。

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地元のライスセンターは稲刈りの後の乾燥・籾摺り作業でフル回転で動いています。タンクに貯められた籾殻を、りんご箱の中の緩衝材として使うために、軽トラの荷台にコンパネを立てて積み込み、うちの畑の貨物コンテナの中へ全部で7往復、約15立方mを運び込みました。今年の分はこれで足りるでしょう。


ほこりっぽいので頭が真っ白になりましたが、摺りたての籾殻はとても香ばしくいい匂い。りんご箱を開けて黄色い籾殻をかきわけ赤いりんごが顔を出すあたり、自分のことながらなかなかいい感じであります。大倉さんの話によると、地元農家の方でも籾殻でりんご箱を詰める人はもうわずかだそうです。最近はモールド、発泡スチロール等の薄型成型トレイに大きさごとに分けてつめていくのが主流になっていますが大倉さんが籾殻で詰めているのを見た時から僕もこれでやろうと決めていました。


荷造りするその場に「美しさ」が感じられたからです。籾殻の確保や運搬、管理場所などで仕事を増やしてしまう面はあるものの、出来上がりのこの雰囲気は捨てがたく、しばらくはこれでやらせてもらいたいと思っています。


今日、ある方からメールを頂きました。 

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こんにちわ!台風の被害はどうでしたか?畑は避難できないから本当に心配です。ところでお宅のりんごは皮ごと食べてますか?普通は農薬が怖いから皮をむいて食べますが、風和ちゃんはどうしてますか?

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「農薬が怖いので皮をむいて食べる」との話、実際にりんごの皮の農薬残留検査をしたことが無いので何ともいえませんが、確かに風和に皮ごと丸かじりさせたこと、反省せねばなりません。


先に書いたように現段階では私の畑には農薬が撒かれています。農薬と一口に言ってもいろいろありますが、理想と現実のギャップに説明する言葉も濁りがち。だけど嘘はつけませんね。


「周りも撒いてるよ、農薬なしでつくるなんて無理ですよ」なんて開き直るのも能がない。早い話、私の力量がまだそこまでいってないということ。一年一年、自分の目指す理想のりんご畑に近づけるようやっていくしか自分の進む道はありません。聞きたいことがありましたらなんでも聞いてくださいね。


僕もそういう声を励みにいろいろと勉強していきたいと思っております。「人のいのちに責任の持てる食べ物を作りたい」と思っていても、何をどうしていけばよいのかまだまだ全部わかっているわけでなく、実際の中で学ばなければいけないことが毎日あるのです。


紺野龍太君というオーストラリア帰りの若者(26歳)がパイプハウス作りを手伝ってくれました。何度か経験がある人だったのでいろいろ教えてもらい大いに助かりました。彼、これまでの経歴がなかなか面白い。


鶏・牛の精肉場で包丁を握り、農業機械の整備係、建設現場での土木作業、重機のオペレータ、野菜の栽培(主にねぎなど)、20アールの連棟ハウスをほとんど一人で作った経験もあるとか。オーストラリアではスキューバダイビングのライセンスを取り、ズッキーニの農場で季節労働者をやり、馬の魅力に取り付かれ牧場に住込みで働き、観光船の中で働きながらあちこち旅して、ようやく帰ってきたとか。


うちへの滞在はわずか2泊3日でしたが、温泉から出た後、「やっぱり日本は温泉があるからいいよなー」としきりに言っておりました。写真は紺野君、バックホーでハウスの柱を埋める溝を掘ってくれてます。
いろんな人たちが関わってくれて少しずつこの農場の形が作られていく。「人と心を繋いで生きていく」という私のテーマがここにあります。


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お知らせ

その1・千秋がまだ15箱ほどは残っています(樹の上で)。 昨日送った方からさっき電話で「こんな美味しいりんごは初めてだよ!」といってもらいました。(これホントの話) そこまで言ってくれますか!!と思いましたが、あー嬉しかった。たまたま美味しいのに当たったのかも知れませんが、皆さんもいかがですか。 
王林もあと10日ほどで採れ始めると思いますのでどうぞよろしく。

その2・キズりんごもあります(千秋・王林・ふじともに)。見かけはやや悪いですが美味しさは変わりません。5キロ1500円、10キロ2900円です。(送料は同じ。5キロで450円。大阪以西、東北以北はプラス200~400円。)

では皆さん、また来週までごきげんよう。北アルプスではもう雪が降っているとか。
寒い安曇の冬がだんだんと山を降りてきています。

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