ふーばぁの田舎暮らしだより NO12

ふーばぁの田舎暮らしたより

No.12   2011.5.31  石上扶佐子

(バックナンバーはブログ「おぐらやま農場ハッピーライフ」の「ふーばぁの田舎暮らしだよりをご覧になってください。」


 雨上がりの朝の安曇野をバイクで北上していると、北アルプスの山々がいつもよりずっと白く輝いていた。もう5月24日だというのに、前日に降った大雨はすぐ東側の山々では雪だったのだ。雨後の空は紺碧で日差しは強く、拾ケ堰の真向いに白い常念岳が朝日を受けて雄々しく聳えていた。そして一週間がたった今日同じ道を走っていると、昨日と一昨日の台風のどしゃぶりにもかかわらず、北アルプスの峰々の雪は流されていなかった。
安曇野を縦横に走る川と堰には、前日に降った雨がごうごうと流れている。田は水が満ち小さな稲の苗が濃い緑の列を作っている。田の水には近くの緑の山々とその奥の白い稜線の峰々が映っている。田んぼの端にはアヤメが咲き、畦の草を刈る人がいる。麦畑は青々としてその中に真っ赤なケシの花が点在して咲いている。
 
おぐらやま農場では、今年も桃やリンゴの摘花、摘果に忙しい初夏を迎え、大勢の人に助けられて、その基盤となる農業と生活が続けられている。台所から見える私のいちご畑では、朝夕に孫たちがいちご摘みを楽しんでいる。震災から2カ月半がたち、我家の暮らしは一見大きな変化はないけれど、ここ安曇野でも震災をめぐる幾つかの集会やイベントがあり、近しい人々が被災地へボランティアに行った。被災地での暮らしの激変ぶりは、ニュースだけでは解らない計り知れないものがあるという。ボランティアとして被災地へ赴いた人、すぐに募金活動をした人、支援物資を宅配で送っている人、集会やイベントに心を注いだ人々を友人に持って誇りに思う。
 
私と言えば、原発事故発生の直後に暁生が小出裕章さんの文献をコピーして冊子を作ってくれたのがきっかけで、その後毎日小出発言をネットに訪ねるなどし、原発に関してあまりにも知らなかったわが身の浅はかさを恥じている。

国策としての原発は、戦争へと突き進んだかつての日本と同じ道だったのだと思う。日本国の一国民であった私は事実を知らないまま流されてこの事態を迎えた。現在も制御不能の原発をめぐるあれこれは、まことにヒドイものだったと思う。上手に隠されていたけれど、あるいは想定することを避けていたけれど、中身はこんなものだったのだ。

同時に、震災・津波・原発事故の頃から、私の中にも揺れが起こり、亀裂が入り、私をめぐるあれこれも結構ヒドイもんだったと気付いた。劇震は私をも揺るがし、彼の地での復興と私の復興の両方を迫っているように思えた。小さな私の復興であっても、それはこの安曇野での営みとまわりの仲間たちに包まれてこそ叶うような気がする。被災地での大きく困難な復興であればなおさら、日々の営みと、人々に包まれていることが必要だろうと思った。






テーマ : オーガニックライフ
ジャンル : グルメ

コメントの投稿

Secret

よろしくっす!!

おぐらやま農場

Author:おぐらやま農場

こんにちは、おぐらやま農場のてるちゃんです。
毎日の農場の様子をお伝えしていきます。
2008年以前の日記を読みたい方はこちらです。

日本語→英語自動翻訳【星条旗】
If you click [English], you will read this blog in English.
English English得袋.com
トマト生活はじめませんか?

野菜不足の方へ

生命力たっぷりのりんご

生命力たっぷりのりんごお届けします!3

最新の記事だよ♪
カテゴリだよ♪
コメントありがとう♪
読んでくれてありがとう♪
読んでいただいてありがとうございます。 コメントを残していってくれると嬉しいです。
月間表示です♪
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

おぐらやま農場の農産物を購入したい方♪
おぐらやま農場では、季節の果物、100パーセントジュース、ジャムなどを販売しています。こちらでどうぞ!
おぐらやま農場ネットショップ

おぐらやま農場の最新情報が読めるメールマガジンはこちらから登録できます。
農業体験者募集中!!
face book
Twitter
よかったらフォローどうぞ♪ 時々英語でのつぶやきにも挑戦するぞーー!
おぐらやま農場生産物

りんご

桃









みんな楽しいね♪
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード