畑が教えてくれたこと 2013年6月

畑がおしえてくれたこと2

< 果樹たちの「備え」 >

4月20日~23日にかけての遅霜が安曇野地方の果樹園に与えた影響は、私がこれまで体験したことのない、それはそれは大きなものでした。自然界に起こりうる現象の一つとして、その威力をまざまざと感じ、体験することが出来ました。そしてその後の果樹園をつぶさに観察する中、作物そのものが持っている生命力・回復力も改めて発見することができたのです。


あれだけ凍りついた花でも、梨も桃も全滅は免れて、チラホラとではありますが生き残ってくれた実が大きくなり始め、直径1~2センチ程度になっています。りんごは人工授粉の甲斐あってか、遅れ花を中心にしっかりと実がついてくれました。凍りついた影響で、変形したり実が茶色くサビ付いたような色になってしまったものも多いのですが、それでもアノ寒さの中を生き延びた果実たちの生命力を、「あっぱれ!」と拍手したくなるのは私だけではないと思います。


「でもどうやって生き延びたんだろう??」 梨も洋梨も、花を割って雌しべの状態を調べてみたら、40個みて40個とも真っ黒になっていたはず。桃も40個触ったら39個は受粉した証の子房がなくて、花びらだけのスカスカの状態だったのに。いったいどうやって生き延びることができたんだい、お前たち・・・。


一つ考えられるのは遅れ花が生き残ってくれたのかなということです。私が「ああ、今年はもう全滅かもしれない」と果樹園の中で青い顔をしていた時に、まだ花になっていなかった蕾(つぼみ)があった。それは確かにそうだ。確かに毎年、遅れて咲く花はある。最初の花が咲いてから最後の花が咲くまで10日から2週間はかかる。ピークはあるのでそのピークを指して、「今が満開です」とか言っているが、一つ一つの花には明らかにタイミングのズレがある。


これまでは、素質のよくない充実していない蕾だから咲くのが遅れて、結局いい実になりにくい(と思って)いたので摘果の対象となっていた。でもそれは本当だろうか?


もしかして、自分の都合で花の善し悪しを決めていただけなのかもしれない。「早くに咲く花も遅くに咲く花もあるのは、これが作物の元々持っている<備え>というものなのではないか。」 ふとそのようにみえた。もしかして作物たちはわざとそうしているのではないか。遅霜という、この自然界では十分起こりうるものに対峙して、どんな植物もこれまで生き存えてきたのである。「ああ霜が来てダメだった」と簡単に言ってしまっては絶滅して終わり。そうはいかない。


「生きる」ことの営み。生きとし生ける物すべてに備わる力。そのことをどれだけ理解できていただろうか。僕はまた一つ試されているなと感じたのでした。



2013年7月1日
生き延びたりんごの実

テーマ : オーガニックライフ
ジャンル : グルメ

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