ふーばあの田舎暮らしだより NO.36 最終回

ふーばぁの田舎暮らしたより

ふーばぁの田舎暮らしだよりー36- 2013.5.30.石上 扶佐子
   
<最終回>


 この連載の番号は、途中2回、重複する間違いをしているので、今回は36回目となる。最終回だ。3年間毎月、この小文を書かせてもらった幸せを、深く感謝している。

 「3人目の子供を産みたいので、手伝いに来てほしい」と言われ、喜びいさんで安曇野に移住したのが、5年前の春だった。夏に無事、息子夫婦に3人目が生まれ、その子もやがて5歳になる。孫の誕生から5歳になる日までをつぶさに見る事ができ、息子夫妻の農場を営む生活や、孫3人に囲まれて暮らす生活をしっかり味わうことができたのは、この上もない喜びだった。安曇野は美しかったし、家族に加え、ウーファーさんや農場スタッフとの日々は賑やかで楽しかった。孫たちは切ないほど可愛かった。

 食事作りはやりがいがあり、2年ほど手がけた菜園はあれこれの工夫が面白く、作業の気持ちよさは格別だった。挫折はしたけれど、庭作りもなんという楽しみだったろう。冬は寒かったが、一年の多くは、溢れる程の果物と野菜に囲まれて過ごした。

 息子夫妻の繋がりの中で、多くの友人を得た。安曇野に暮らす人々は多彩で深々としていた。けな気でピースフルだった。人に魅せられて暮らすことは幸福なことだった。短期滞在のウーファーさんたちからは、いつも新鮮な風が吹いてきた。若い人、外国人とこんなにも心通わせて過ごせるなんて。ホメオパシーや太極拳やフラといった、生涯の宝に巡り会えたのも、ここだった。

 子供の成長を見れば解ることだけれど、幼年期がどれほど豊かで幸せであっても、やがて少年期になる。小学校生活がどれほど充実していても、やがて中学生になる。時はそのように、次の時代を運んでくる。その時代、完璧では無かったけれど、やり残したことも沢山あったけれど、しかし、次のステージが、ある意味では自動的に来るのだ。

 そのような意味で、私にも次のステージが来てしまった。引っ越しは6月の始め、今、荷造りの真っ最中だ。
 荷物を減らすのはほんとに大変で、一枚の布を手にして、じーっと考えこんでしまう。決断がつかなく、結局捨てられない。この際に断捨離!と思っていたけれど、成しとげられずに移動ということになりそうだ。
 
しかしアルバムだけは、そうもいかない。家族のアルバムとして私が作ったものは40数冊、重くて、もう運べないのだ。それで、数日をかけ、すべての写真をアルバムから引きはがした。はがした写真は4人の子供たちと私用の5冊に分けて作り直そう。
 
どの写真にも背景があり、それに伴ってさまざまな感情がよみがえる。可愛さ、美しさの感動は強まり、哀しみは薄まっている。辛かった日々のことも、それがあったから次が開けた、と認識できる。それにしても、はち切れる程の喜びにあふれた時が、なんて沢山あったのだろう!

時々の喜びは消えないのものようだ。これからの日々もまた、幸せを重ねて行きたい。



テーマ : オーガニックライフ
ジャンル : グルメ

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