畑が教えてくれたこと 2013年10月

畑がおしえてくれたこと2

<もみがら収穫の秋>

おぐらやま農場では、基本的に「肥料」というものを使いません。果樹園や野菜畑には「炭素資材」と呼ぶ炭素分の多い物を土の中にいる微生物たちのエサとして施していることは、これまでも度々紹介してきました。「炭素循環農法」と呼ぶ、「自然界が命を生かす仕組み」に添う農業です。


私たちの農場で炭素資材として一番多く使うのが「もみ殻」。もみ殻は一つ一つがとても小さい形状ですので土に混ぜたときに微生物が取り付きやすく、炭素分の分解がスムーズ。またここが大事なところですが、安曇野は米どころですので入手するのが簡単で集めやすいことと、重さが軽いので(水分がほとんどない)散布するのもラク。


今年は、我が家のとなり(といっても牧草畑一枚向こうですが)で牧場をやっているTさんが、「松村くん、うちも牛の数を減らしたもんで、これまでライスセンターで取っていたもみ殻をいくらかそっちへ回してもいいぞ。ダンプカーもうちで使ってるのをそのまま使えばいいから、それで運べばはかどるだろう」と、声をかけてくれました。これまで牧場でダンプ60台ほどとっていたものを、20台程度で大丈夫だから、40台はそっちで使っていいよと。 なんて嬉しい申し出でしょうか!


昨年までも運ばせてもらっていた豊科のコメ農家の方のライスセンターから40台と、梓川のライスセンターからの40台とを、10日間でひたすら運んでおりました。 農場で研修している新規就農予定のウエムラ君、イマイ君も自分たちで世話をする畑で炭素資材として使いたいと言っているのでその分も合わせると、なんてタイミングのいいTさんの申し出だったのでしょうか。 「神様、ありがとう!」と言わずにおれない瞬間でした。 おかげさまで毎年もみ殻置き場にしている鳴沢畑の西側が今年はほぼ満杯になり、それ以外にもう1箇所置き場を作って、そちらに10台、そしてウエムラ君・イマイ君たちの方へ10台。われらにとっては、まさに「もみ殻収穫の秋」の10日間だったわけです。


私たちの畑では、作物たちが成長・結実し農産物として収穫される量は、炭素を分解するキノコ菌(糸状菌)の量で決まってきます。作物が使う養分はキノコ菌が炭素分を分解したものをまた分解する多種多様の細菌類達が作るからです。そしてキノコ菌の量はそこにあるエサ(炭素資材)の量で決まります。これで来年も「炭素循環」で勝負できるぞと、もみ殻の山をみて安堵したわけです。


しかし、この農法を実践する人達が多くなり、地域全体で炭素資材の需要が逼迫するようになる時が来るかもしれません。私はそういう時代が必ず来ると思っていますので、常に「どんなものが使えるか」と、「どれだけ節約して使えるか」を見極めながらの仕事にしなければと考えています。また投入分だけに頼るのではなく、「畑で作物を栽培しながら、同時に炭素資材も育て、土に補給していく」方法もいろいろあると考えられます。その地域に降り注ぐ太陽エネルギーとそのエネルギーから生産されたものをどれだけ有効に使いきれるか。奥の深い探求の道はまだまだ続きます。

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